フジTV「コンフィデンスマンJP

春ドラマで早々に始まったのがこれ。早くも3回目。長沢まさみ小日向文世東出昌大が出る詐欺師の話。脚本は古沢良太。明るくてスピード感があって「リーガルハイ」みたい。主演の長澤まさみが昔は嫌いだったが、大河ドラマ真田丸」から好きになった。私が変わったのではなく、向こうが変わったのだ。はっちゃけたのだ。長身でスタイル抜群だから、どんな制服も似合う。次から次へとコスプレする長澤まさみを見るのは楽しい。小日向さんは遠い昔に既にはっちゃけているが、東出君は、まだはっちゃけてはいない。でもボクちゃんは、はまり役。困って怒るだだっ子役はお得意。「あなそれ」の波瑠の怖―い旦那さん役もそうだけど、大きな体に隠れた「幼児性」を表現するとき、いい味がでるみたい。視聴率はイマイチらしいが、悪い人が騙されるドラマは痛快。月曜日の夜に求められる軽さだね。嘘に厳しい昨今。急に嘘が溢れ出したわけじゃない。昔から、嘘はたくさんあった。ただ今はそれがみんなにばれるようになっただけ。いや、バラせるツールが発達してしまった。繋がり過ぎたね、私達。誰でも嘘はついている。つかずに生きていけるならそれにこしたことはない。神様は見ている。そう思って嘘はつくしかない。