2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

NHK朝ドラ 「ひよっこ」

なんだかちょっと乗り切れない。有村架純がかわい過ぎるからか。いや違う。古谷一行がじいさんっぽくないからか。羽田美智子の茨城弁が上手すぎるからか。木村佳乃が首長すぎるからか。なんだか分からないが、ちょっと「もやっ」とする。脚本は岡田恵和氏。…

BS海外ドキュメンタリー「捨てられる養子」Disposable Children(2016)

松居和という人の保育の講演を動画サイトで見た。ちょっと衝撃的だった。私が薄情なのは子育てと関係していたのか・・・と思ったからだ。その彼のブログにこの番組が紹介されていたので見た。フランスの番組制作会社が作ったアメリカの養子の現状を描いたド…

ミュシャ展 国立新美術館

チェコの国民的画家アルフォンス・ムハのスラブ叙事詩がはるばる日本にやってきた。外国に持ち出されるのは初めてだとか。東京には世界中のアートがやってくる。ありがたや。平日金曜日の夕方、それなりに混んでいた。老若男女の「若」以外が一杯いた。超高…

NHK 「日本縦断 こころ旅」

BSプレミアムで随分前からやっているらしい。最近見始めた。火野正平が自転車に乗って、視聴者の思い出の場所を巡るという番組。すっかり頭がつるつるになった火野正平だが、相変わらずかわいくて色っぽい。ボヘミアンズの帽子にキャピタルの服。若い人な…

谷川俊太郎 大岡信を悼む詩

朝日新聞の折々のうたの大岡信さんが亡くなった。新聞が手近にあった頃は時々読んでいた。短い文章の中に世界を凝縮昇華させる詩人はあこがれだ。大岡信の逝去に、谷川俊太郎が、朝日新聞に追悼の詩を書き下ろした。「本当はヒトの言葉では君を送りたくない…

さよなら 渡瀬恒彦

14歳から好きだった。テレビ版「白昼の死角」の鶴岡七郎役で好きになった。「皇帝のいない8月」でクーデターをおこす若き自衛隊員、「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子ちゃんとキスする若頭、『時代屋の女房』の夏目雅子を愛する骨董屋さんと、何を演じて…

井上靖「天平の甍」(1957)新潮文庫

亡父の書棚から持ってきた一冊。紙は日焼けしてすでに茶色い。昔の文庫本はこんなに字が小さく、行間も狭かったのかと驚いた。読み始めてすぐに引き込まれた。遣唐使船で唐に渡った留学僧の話である。造船技術も全くなかった遠い上代の頃、今ではあっという…

これぞ暁斎 This is Kyosai ゴールドマンコレクション  Bunkamura ザ・ミュージアム

河鍋暁斎を見に金曜日の夜に行った。同じことを考えている人が多いのか、予想以上に人がいた。カラスから始まって、動物、異人さん、お坊さん、鍾馗 春画、美人、最後に仏さまと続く。配列がいい。イスラエルの「ゴールドマン」所蔵らしい。トランプ大統領の…

クラーナハ展 Cranach 国立西洋美術館

ちょっと裸が見たくて、上野の世界遺産、国立西洋美術館まで来た。お父さんと息子が同じ名前で画家をしているので、絵には父と書いてあったりする。どっちがどっちかよく分からないまま会場を進む。裸の絵は会場の下の方に配置されていた。最初からは見せな…

マリメッコ展 marimekko  Bunkamura ザ ミュージアム

渋谷Bunkamuraでマリメッコを見た。フィンランドのデザインハウスで、フィンエアーのデザインもマリメッコだ。白地に大きなピンクの花がべっとり広がる。それがいくつもいくつも途切れず布にプリントされていく。マリメッコの看板デザイン「うにっこ」だ。こ…

ララランド La La Land(2016)

タイトルがいい。「ラ」が好きだ。ひとつ増やして「ラララ~」と油断していると、そのままステップを踏んでしまう。アカデミー賞を一杯取った話題のミュージカル。オープニングは、渋滞した道路の群衆ダンスシーン。入り口でいきなり袖を引っ張られたような…

0円キッチン Waste cooking(2015)

毎日たくさんの食材が捨てられている。そんな食材を使って料理しよう。廃油を使ってキッチンカーを走らせて、いろんな所へ行って、みんなの心に食べ物のこと、もっと考えようよ~!と訴える映画だ。最初は普通の料理だったが、最後は芋虫でハンバーガー作っ…

ブラインドマッサージBlind Massage 推掌(2014)

目の不自由な人の手引きをしたことがある。見えにくい友だちもいる。だが、見えないということがどんな感じなのかはいまもよくわからない。この映画は南京のマッサージ院に集まる盲人たちの世界を描いている。失った視力が戻らないと知った少年シャオマーが…

エヴォリューションEvolution (2015)

今年はたくさん映画を見よう。そう思わないと、映画も見なくなった。好きなことをするのにもエネルギーがいるようになった。悲しい。でも好きな映画も見ないで無為に日々を送ってしまう方がもっと悲しい気がした。「映画くらい見よう」そう思って、年明け早…