2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

井上ひさしほか著 文学の蔵編 井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 新潮文庫(平成14年)

井上ひさしが亡くなって8年。すっかり存在すら忘れていた。この本は一関で開いた彼の作文教室の文庫化。井上ひさしにちゃんと教えてもらえば、私もうまくなるかなと思って読み出した。作文教室は原稿用紙の使い方から始まった。知らないこともたくさんあった…

カメラを止めるな(2017日本)ユーロスペース

話題の映画を見に行く。ゾンビ話に飽きた頃から展開して後半はケラケラ。低予算映画だけど話題になるはずだ。「安い」「速い」「仕上がりソコソコ」の監督という設定が笑えてしまう。今、社会に求められているのは、まさにそれ。お手頃値段でそこそこ満足。…

中野孝次 「ブリューゲルへの旅」 河出書房 1980年

昭和55年の文庫本。日本エッセイストクラブ賞を受賞。まだ多感だった頃に読んだはずだが、中身の記憶がない。感動した覚えだけがほんのり残っている。再読で記憶が少し蘇った。10代の私、なかなか頑張っていたのかも。昨年はブリューゲルの「バベルの塔…