2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」 (2020)

話題の映画。テレビ版で少しだけ勉強していたから、乗り遅れずに無限列車に乗れた。映画は飽きずに最後まで楽しめた。メリハリがきいていて深い部分が上手に心にささる。炭治郎の無意識が晴天のウユニ塩湖で表現されていた。晴れ渡る空のような透明さと素直…

日本テレビ「リモラブ」

波瑠主演のラブコメ。コロナ禍の今をドラマにしているので、出演者も皆マスク着用シーンが多い、またソーシャルディスタンス、密など今年の言葉が飛び交う。会社の産業医の美々先生と、人事部の青林君、五文字君の恋愛を中心に、青林君らの上司の及川光博と…

森達也「私たちはどこから来て、どこへ行くかー生粋の文系が模索するサイエンスの最先端ー」ちくま文庫(2020年)

森達也さんという人は映画監督で作家らしい。映画も見たことないし、本も読んだことがなかった。これは文系の彼が科学の最先端の研究者たちとの語らいをつづった本。研究者たちのラインナップにひかれて読むことにした。今から5年ほど前、雑誌に連載されて…

白井聡「武器としての『資本論』」東洋経済新報社(2020年)

ラジオの番組に出ていた時の直截な物言いにひかれて、読んでみたいと思っていた本だ。マルクスの資本論なんて、自分には関係がない世界だと思っていた。武器としての資本論、武装しないと生きていけないのかと思ったが、誰でも何かで武装している。さて、武…

太宰治「人間失格」新潮文庫(1952年初版)

読むものがなくなったので、無料の電子図書を読んだ。人気アイテムの上位にあるから今も人気なのだろう。若い頃一度読んだ気がしていたが、何一つ覚えていなかった。主人公の葉さんはお利口な甘ったれ。いつも自分のことで一杯で、演じることで外の世界と関…

エマニュエル・トッド 訳者:大野舞「大分断 教育がもたらす新たな階級化社会」PHP新書(2020年初版)

フランス人の歴史人口学者の有名人、エマニュエル・トッドさんの本。コロナの第一波がおさまった頃に出された。高等教育が人々を階層化させ、エリートと大衆の分断が起こったという話から、トランプ政権、EUドイツのこと、日本のこと、特に今のフランスのこ…

「全裸監督」(2019)Netflix

今頃見ている。山田孝之が村西とおるを演じて話題になったNetflixの作品。全8話。面白くて一気に見てしまった。エロを描くことに邁進する村西とおるを山田孝之がまさに体を張って演じている。白いブリーフでカメラを持つ姿が目に焼き付いてしまった。村西さ…