2021-07-09から1日間の記事一覧

野上彌生子「秀吉と利休」中公文庫(昭和48年初版)

作者が喜寿を過ぎてからの作品らしいが、重く深く緻密な話だった。重厚さに耐えきれず停滞した時もあったが、やっと読み終えた。昨今の文庫本なら上中下の三巻になりそうな分量。昭和37年に発表された作品で、私には言葉が難しかった。為政者秀吉と芸術顧問…