Arossa 渋谷

東急本店文化村を右手に進むと見慣れた街並みが続く。6年近く神泉を利用していたのだから当然だ。その先を松涛方面に進むとアロッサがある。このあたりは、アルルや、マニュエル、松涛マル、オガサワラと人気のお店が立ち並ぶ。アロッサに来たのは3回目、前回から数年経っている。宙に浮かぶ階段を登ると細長い店内にムーディな照明。並んだ2人掛けのテーブルの白いクロスが眩しい。料理は肉が主流、オーストラリアワインの店だから、オーストラリアのゲームミート、カンガルーやらワニやらが食べられる。興味は全くないが、なぜか毎回頼む人といて、今回も頂いた。何度食べても印象には残らない。他の料理は美味しいが値段は安くない。ワインも同じ。強気の値段設定でまずかったら誰も来ない。サービスも悪くはない、でもこちらも大したことはない。だから積極的には来ない店なのだ。恋人にもならないし、親友にもならない。でも一緒にお昼くらいは行くかなって人、そんなお店だ。そもそもオーストラリアの存在が私にとってはその程度なのかもしれない。まだ見ぬ豪州。訪れることがあるだろうか。