カントンの思い出 新大久保

久しぶりの新大久保。日韓関係が最高に盛り上がっていた頃よりは少ないが、ヘイトスピーチやらで激減した頃から比べると随分にぎやかだった。大久保通りを明治通りに向かって進んでいく。一階が屋台風のお店が増えた。もぐもぐ食べながら街が歩ける。途中を右に曲がる。職安通りに抜ける道の真ん中あたりにお店はある。人気なので少し待つ。サムギョプサルと純豆腐チゲと海鮮チヂミにチャーハン、それぞれ2人前で4500円。うーん、すばらしい。それにしても新大久保は圧倒的に女性が多い。若いお嬢さんから結構なおば様まで。幅広い年齢層の女性たちを喜ばせるものがここにはある。人気の俳優やミュージシャンたちは、彼女たちの日常を照らす一筋の光なのだろう。その光は決して神々しい必要はない。言葉や振る舞いが違うが自分たちによく似ているのががいいのだ。親しみやすくて暖かくて、ちょっぴり刺激がある、お隣の国くらいの人がいいのだ。このお店もそれだ。そして考えてみれば「新大久保」とはそんな街なのだ。