日本テレビ「家を売るオンナの逆襲」

「私に売れない家はない!」と北川景子が毎回びっくり眼で叫ぶ、好評ドラマの第2弾。水戸黄門並みの明確なストーリー展開。北川景子のコミカルな奇人天才不動産屋がお客の心を叱咤激励して家を売ってハッピーエンド。働き方改革LGBT、ダブル不倫など、今どきのトレンドワード満載の脚本は、大石静。大御所は迷いもなく、バッサバッサと世相を切って、北川景子演じる三軒家万智にしゃべらせる。見終わったあとは、すっきりさわやか。結局、このてのシンプルさがシリーズ化される人気につながるのかもしれない。平日の夜は難解なストーリーより爽快さがいい。それにしても、こうしたヒロインが最近はやる。ちょっとサイボーグ的な。義母ムスの綾瀬はるかもそうだしね。揺るぎないヒロイン。不器用だけど折れない心でストレート一本勝負。案外、救世主は、男性ではなく、女性がいいのかも。まあどっちでもいいか。男だって、女だって。今はそういう時代だ。