フォードVSフェラーリ Ford v Ferrari (2019)

ル・マン、カーレースのお話。アメリカフォードが倒産のどん底からイタリアフェラーリに勝つという話だが、実際に戦うのは、フェラーリというより、同じフォードの上層部。単純なストーリーだがなかなか楽しい。カーレースの世界を私はよく知らない。レースシーンの信憑性は不明。ただ終わって見れば、車好きな男たちが大好きになっていた。男の人はいくつになってもブーブーが好きな男の子なんだなあ。マットデーモンは肉厚のアメリカのおじさんになっていたけど、素敵だった。彼が乗るクルマがまたカッコ良かった。クリスチャンベイルは車バカの天才。偏屈なんだけどかわいいイギリス男を好演。ずっと粗末なホーローカップで紅茶を飲む。映画全体の色調がほんのりしてて郷愁を誘った。アメリカっていいな。そんなことを久しぶりに感じた。もう四半世紀も忘れていた何かを思い出した。マットデーモンとクリスチャンベイルのせいか?夕日のドライブに行きたいな。カッコいい車にも乗りたいな。カーレースを見に行きたくなってしまった。