フジTV土ドラ「おいハンサム」

土曜の深夜のドラマ。東海TVが作っている。この枠は時々とてもいい。鈴木保奈美「ノンママ白書」や大地真央「最高のオバハン」も良かった。今回は娘3人の父が吉田鋼太郎で、奥さんがMEGUMIホームドラマ風のお話。娘は上から木南晴夏佐久間由衣、武田玲奈。3人が未婚、既婚、結婚前の娘を演じている。原作が面白いのか、脚本のせいなのか、はたまた演出か、よく分からないがとにかく楽しい。冷蔵庫のネギが残る話、彼女に冷やし中華を作らす男の話、吉田鋼太郎が三女武田玲奈に、あんな傘の持ち方をしている男でいいのか?と尋ねたりする話も。細部がイケている。娘3人の5人家族で、唯一の男が吉田鋼太郎。ステテコ履いてても格好つけられる。さすがシェークスピア俳優だね。MEGUMIは、ニュートラルで、誰とも噛み合っていないようで全体をおさめている、まさに理想の母。程よくアブラが抜けてとっても美しいのも素晴らしい。年代的なこともあるが、話題の「ミステリーというなかれ」より好き。日常で心を痛めていることも、ちょっとひいて見れば、結構このドラマのようなものかもしれない。悲劇も喜劇も紙一重。私達はそんな日常を生きている。