フジTV「海のはじまり」

これもフジTV。大ヒットした「silent」と同じ脚本家で、目黒蓮で行きましょうとなったのかな。はたまた、目黒蓮君で当て書きしたのかもしれない。今作でも、目黒蓮くんはsilentと同様に、ナイーブな青年を演じていた。昔の彼女が古川琴音で、今の彼女が有村架純。そこに巨匠大竹しのぶが参戦。宮藤官九郎のドラマてはついていけなかった私も、生方美久さんのドラマはなんだかしっくり行けそうかも。目黒蓮君演じる男性は限りなく、女性目線に合う男性なのである。寄り添い過ぎてリアリティがないほどだ。お話はなかなかエグい。学生時代の彼女が実は中絶せずにこっそり出産していた。音信不通だった彼女が急逝し、葬式に出たら、7歳の娘が現れて、「パパはいつ始めるの?」と聞く。男性からすれば、なかなかのホラーかもしれない。さあ、目黒蓮君はどんなパパになって大竹しのぶと渡り合うのだろうか。とりあえず、silentほどの胸キュンはまだない。今回は目黒蓮君の最寄り駅は経堂。生方さんはこの沿線が好きらしい。そもそも男の人には、苛立つほどの鈍感力かある。他人の子どもだって、「あなたの子よ」と言われれば、せっせと餌を運んでくるようなオオルリかヨシキリのようなところがある。そこが救いであり愛おしいところでもある。託卵させる鳥をヒドイ奴だと思う一方、それくらいのことを、やれる女性を尊敬もしてしまう。勝手なものだし、図々しい。今でも強く生きているつもりだが、もっともっと強くいきたい。