清澄白河に来たのは何年ぶりだろう。現代美術館には随分昔の三宅一生展以来。木場公園と隣接していて、広々とした空間と建物で気持ちがよさそう。開発好明さんの存在は、今回初めて知った。参加型の作品や、実験的な作品、どれもまっすぐな熱い心が伝わってきた。入口で貰った袋にあった青い葉書を未来郵便局で投函。備え付けの金色の水性ボールペンが書きやすくて、いつもの変な絵も上手にかけた。誰かに送りたかったが住所が分からず1年後の私に送った。常設ギャラリーは、竹林の七賢人をもじった七人の女性作家の作品がよかった。現代アートは空っぽの心にどれだけ響くかという実験のようでもある。見ていて心揺さぶられたり、何にも感じなかったり、色んな思いが錯綜する。それが気持ちよい。以前は読み解こうとする気持ちがどこかにあったが、今はなすがまま。だから年々現代アートが好きになる。好きになるのに理由は要らない。説明したら消えちゃいそうなのよ。