東京都写真美術館は朝から親子連れで賑わっていた。鏡や回転を用いた目の錯覚遊びからメディアアートと呼ばれる光と回転から描くアート世界までオトナも楽しい展示だった。回転する丸うちわから見える幻影を何度も楽しみ、童心に帰った。いわいとしおさんの小学校時代のノートには几帳面な字と絵でロボットやらが丁寧に書かれていた。ノートの端っこのパラパラ漫画、私もやったね~とパラパラ。彼の原点はここ。ノートの丁寧な絵はそのまま今の絵の作品群に繋がる。こちらも素晴らしかった。岩井さんの絵はカラフルで輪郭が柔らかくて、角がない世界。美しくて楽しい二次元の世界を私は、愛しているのだと再認識した。。ディズニーが嫌いなのもそのせいだ。展示を目を輝かせて見つめる子どももいれば、大して興味を持てないでいる子どももいる。十人十色。親御さんはそんな子ども達の個性を最大限伸ばしてあげようと一生懸命休日に足を運んでいる。親心はいつも尊い。昭和の親には経済的にも時間的にも余裕がなかったからか、はたまた早期教育の意義を重要視していなかったからか、素敵な展覧会にも、あまり連れて行ってもらえなかった。でもそれが一般的だったから特段ひねくれもしなかった。伸ばせるはずの才能が私にはあったのだろうか。最近感じる自分の才能は、どこでも強く生きていける力だったように思う。小さい時から自由にさせてくれてありがとう。ひとりでどこへでも行けるし、それがさびしくもない。今後の孤独な時代には大事な才能かもしれない。