日曜日のこの枠はやや敬遠気味だったが、神木隆之介君が主演なので見る。初回だけしか見ていないが、たぶん最後まで見るだろうと思った。はて。どうして神木君はこんなに魅力的なんだろう。ホスト役のチャラい感じがまた見事で、あんなに優等生然とした人なのに、ホストの危うさを見事に表現していた。昭和の端島の好青年ぶりは言わずもがな。そこに宮本信子や斎藤工。杉咲花に池田エライザなど豪華俳優陣が並ぶ。聞けば脚本はあの野木さんだとか。大リーグ並みの布陣で制作している。とはいえ、大物ばかり並べても機能しない打線もある。だが神木君と杉咲花を見ていたら大丈夫な気がしてきた。楽しみ。長崎の軍艦島はまだ深夜だった頃のクレージージャーニーでその存在を知った。一度は行ってみたいが、このドラマで当分は大賑わいになるだろう。今は廃墟の小さな島がこの番組では活況だった頃が再現される。ああ懐かしき昭和かな。最近、失われた30年とよく言われる。そもそも私たちは何を持っていて、何を失ったのだろうか。30年を漫然と生きてきたこの身としては、何と答えてよいのか分からない。あんなに嫌だった家族や職場のしがらみも、今では懐かしく思い出すだけ。年齢を重ねて、見ている世界が変わったのか。見ている自分が鈍くなったのかは分からない。自分はすっかり廃墟の軍艦島状態だが、活況な時期は確かにあった。過ぎてしまえばあっという間の30年。そして、今日も1日が終わる。