♪ボクは人間じゃないんです・・・ほんとうにごめんなさい~。ドラマよりもこの曲が好きだ。お話は120歳のフランケンシュタイン綾野剛がきのこの胞子をまき散らしながら、きのこ好きの大学院生二階堂ふみと恋をする話だ。二階堂ふみは「woman」の印象が強すぎて、かわいい役を演じると、ちょっと落ちつかない。虫も殺さぬ心優しい女子大生を演じるより、眼光鋭いエキセントリックな役の方が私は好きだ。そんな津軽さん(二階堂ふみ)に恋するのが先輩役の柳楽優弥。山田孝之系の濃い顔で、大河ドラマにも出ているので、日曜日は柳楽優弥ナイト。そんな柳楽君に恋しているのが、あっさり顔の川栄李奈。ヤンキー系の美少女の川栄が「ふざけんじゃねーよ」と吠えるたびに、「ああかわいい」と思ってしまう。高橋メアリージェーンとともに、ヤンキー国ジャパンにはなくてはならない女優さんだと思う。あとは「天草に聞け!?」の新井浩文と「あさが来た」の番頭さんだった山内圭哉。このふたりの存在がメルヘンチックなお話に不穏な空気を注入して、メルヘンなお話をかろうじてリアルにしてくれる。ドラマはまあまあ。主役の綾野剛が下手すぎる。斎藤工は苦手だ。そんなこともあってイマイチ乗り切れないまま最終回へ。結局、一番好きなのはテーマ曲かも。♪ボクは人間じゃないんです・・・。手に入れた幸せは忘れるわ、自分のことは棚にあげるわ、ボクは一体誰ですか~♪。そのとおりだ。偉っそうに、あーだこーだ言っているけど、自分がどんな顔しているかも分からないくせに。謝らなきゃいけないのは、この私だ。「♪ほんとにごめんなさい~」。文句ばかり言ってないで、黙ってやることやれ!そうだそうだとどこからかそんな声が聞こえる。