2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本TV 水曜ドラマ「コタツがない家」

好きなドラマは重なる。「パリピ孔明」の裏の小池栄子のホームドラマである。夫が吉岡秀隆で、父が小林薫。セリフ回しといい、展開といい、毎回楽しい。子どもの頃、家族揃って家でテレビを見ていたのを思い出す。お話は今どきの首都圏のよくある家庭が舞台…

リチャード・リーキー 岩本光雄訳「入門 人類の起源」新潮文庫(昭和62年)

今更、人類進化の話を読んだ。東アフリカではお馴染みのリチャードリーキーも、私は名前しか知らなかったからだ。写真がたくさん入っている文庫で、訳がいいのか、面白くてページがぐいぐい進んだ。楽しみながら、人類進化の勉強が出来て得した気分になった…

キラーズ オブ ザ フラワームーン(2023米)

ディカプリオとマーティンスコセッシ監督の新作。3時間半近くある大作だった。アメリカ先住民が油田を発見したところから映画が始まる。金持ちになった先住民と結婚して富を得ようとする白人達のお話。最初ディカプリオが登場してきた時、竜雷太に見えた。…

東京バレエ団「眠れる森の美女」東京文化会館

毎度のバレエ鑑賞。今回はストーリーが童話でお馴染みな演目。こみあげる激情などは一切ないが、ファンタジックな世界をただ楽しむ、眼福にあずかるというのかな。会場は老若男女で一杯。それぞれの見せ場では拍手や掛け声がしっかり飛び、ダンサーたちもど…

浅川智恵子(聞き手)坂元志歩「見えないから、気づく」ハヤカワ新書(2023)

著者浅川智恵子さんは中学の時の事故で視力を失った。その人がやがてIBMのフェローとなる話だが、個人的な苦労話はあまり語られていなかった。テクノロジーが世界を変えること、あらゆる人に開かれたアクセシビリティが大切なのだと。スマホが使えるようにな…

パトリシア・ハイスミス 小倉多加志訳「11の物語」ハヤカワ文庫(1990)

発売当初の頃に読んだ本の再読。この本で思い出せるのは、何とも言えない読後感があったこと。再読して、あーこれこれ、この微妙な読み心地と、再度懐かしく味わった。アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」という映画の原作が、パトリシア・ハイスミスだ…