写真には正直興味がないのだが、何事も勉強。いまだにわかってないだけかもしれない。今回も頂きもののチケットで鑑賞。何の期待もなく入ったが、大変よかった。映画を見ているような感じで、どの写真もストーリーに溢れていた。全体の色調も控えめで優しく洗練されている。作品から溢れる音が何とも言えない心地よさと同時にふと感じる感傷も生まれた。自分の中にある、小さな太鼓をポンポンと鳴らしてくれるような作品だった。そしてちょうどわたしはその小さい太鼓を探していたような気がする。同じ建物の別階で展示されていた2つの展示も見る。「トランスフィジカル」は写真美術館収蔵展のようだった。写真は切り取られた瞬間に別世界へWARPする。さまざまな写真でいろんな世界を覗き見した気分。地下の「ペドロコスタ」は刺激的だった。暗い部屋の展示は実験的で暗さと音響で別世界へ簡単にトリップできる。こちらは魂揺さぶり系で、今の私には濃すぎかなと思った。涼しくなって少し心に余裕ができたのか、久しぶりに心の赴くままに耽ることができた。耽美な季節になってきた。