リサ・ラーソン展 銀座松屋

コロナウイルスで自粛モードの中、銀座松屋の会場は盛況だった。展示よりも何よりもグッズ売り場がだ。展示スペース並みに広い売り場で、ところ狭しとリサ・ラーソンのキャラクターグッズが販売されている。展示の最後にリサラーソンのビデオレターが3分流れていた。「もっと若かったら日本語を習う」とか、親日ぶりをアピールしていた理由はこれかと、ちょっと笑った。こんなにみんなが買ったらニコニコするはずだ。チケットにも載っている丸いライオン。意外に大きい。お尻も丸い。かわいい。小さな手ひねりの鳥やら猫、犬、やっぱりかわいい。抽象作品も彼女独特の線と点の使い方、色合い、厚みがいい。素朴な造形が粗雑に見えないセンスの良さというか、やっぱり私もリサが好きだ。スウェーデンにも行ってみたい。ビデオでリサが、古い服を手にしながら、モノを大切にしたいと言っていた。安いモノを使ってどんどん捨てる暮らしももう飽きたな。自分も捨てられるくらい、古びてきたからかもしれない。いきおい、「日々の暮らしを愛する」とか言ってしまいそうになる。愛する対象に飢えている。愛の応用範囲が広い。とりあえず、買ったリサ・ラーソンの布地で何か作ってみよう。手仕事は愛をう作り出す。