宮藤官九郎の新作ドラマ。朝ドラ「虎に翼」の出演者もたくさん出てるし、小池栄子に高畑淳子、橋本愛と豪華な布陣である。まあまあ面白かったが、ちょっと濃すぎた。「不適切にもほどがある」にも同じような感じを受けた。原因は中年男性である宮藤官九郎のニオイかな。面白いんだけどぉ、わたしはいいかなって感じ。同年代男性の話を聞いているような感覚で、微妙な居心地の悪さに襲われるのである。塚地の看護師さんはよかった。小池栄子の英語は辛かった。濱田岳のおまわりさんと橋本愛ちゃんはもっと見たかった。文句はあるが、きっと毎週見るだろう。まだまだ展開が面白そうだし。だが、大好きではもうない。今まで、人は話せば分かるとか、理解はしあえるとずっと思っていた。ここ最近の驚きは、思いのほか年齢が増すほどに寛大さが減ってきているということだ。些細な違いが深い溝になる。老いてきて自信が目減りしてきたせいか、傷つきやすくもなっている。初めて老い。誰もがそうだし、人生はいつも初体験なのだが、この偏狭さが自分の身に起こっているという軽い衝撃が今の私のトレンドだ。このドラマに流れる男性性みたいなのが、どうにも受け入れられないのもそのせいか。女性ホルモンの減少が関係しているのかしらん。クドカンのドラマは好きなのだが。