NHKEテレ「バリバラ 女性障害者の体と性」

深夜の総合テレビでの再放送。以前からバリバラは、NHKで1番尖った番組だったが、今回も攻めていた。登場した女性障害者は皆さん車椅子を使っていた。彼女らが赤裸々に体と性について語っていた。最後に唯一の男性で司会の出演者が、出演して語ってくれた女性たちに感謝の言葉を述べていた。これが何よりも胸に響いた。たぶんご本人は「当たり前やん」と言いそうだが、当たり前が難しい。昔から街行く人々をぼんやり眺めて、この人はどんなセックスするのかなあと考えることがあった。障害者の人のことも同様にどうやってするんだろうと思ったりしていた。語ることが憚られる「性」の話題、うっかり場違いな場所で発言すると、相手を傷つけたり、自分が傷つけられたりする。「みんなしてることやん。」と、いうわけにはなかなかいかない。先日、美容院で世界画報という雑誌を読んだ。「まだまだ恋する貴女へ」というページに、「self pleasureの勧め」なる記事があって驚いた。お金持ちマダムの世界画報にこの話題が載っているのに衝撃を受けた。この言葉は既に一般的だったようだ。勉強が足りなかった。タブーなき世の中がいいのか、タブーは必要なのか。今度民俗学民族学?をやっている友人に聞いてみたいと思った。