日テレ「最高の教師 1年後私は生徒に■された」

名演技続出のドラマ。松岡茉優主演の学園モノ。主役の九条先生は1年前に生徒に殺され、なぜだかタイムスリップして1年前の自分をやり直すことになる。同じように芦田愛菜ちゃん演ずる、いじめられっ子の鵜久森さんも、1年前にタイムスリップしてイジメ地獄を自ら脱していく。初回を見逃した。大事なプロットを知らず見ているが、それでも面白い。今回は加藤清史郎君の名演技に引き込まれた。いじめっ子役を見事に演じ、今回は涙の謝罪。鳥肌もの。神木君や安達祐実もそうだけど、子役さんから成功している俳優さんは違うねえ。もちろん芦田愛菜ちゃんの演技も凄かった。負けじと松岡茉優も凄くて、名演技の大波がざぶざぶ。松下洸平なしでは辛かったかもしれない。きけば、今回の制作陣は菅田将暉が先生していた「3年A組」の人たちだとか。なるほどそう言われれば、同じ匂いがする。先生とは大変な仕事だ。私が学生の頃、先生は子どもに対して敬語を使わなかった。教育実習の時も敬語を使うと注意された。ドラマの九条先生は終始敬語を使って話す。今はこれが正解なのか。言葉選びは難しい。敬語は相手への敬意も示すが、距離感もうみだす。関西弁の「しはる」にも突き放したところがある。言葉は奥深い。言葉ひとつで人間の関係は変わる。使える言葉を持つこと、これ大事だわ。