フジテレビ「競争の番人」

お仕事シリーズのドラマ。今回は公正取引委員会のお仕事。主役は星野健太郎と杏。星野健太郎は変わり者のエリートが多いが、今回もその役。お父さんの恨みを抱えて権力と戦うみたい。もうすぐフランスに移住する杏ちゃん。警察から左遷されて公取委に配属になった、体育会系女子を演じている。小池栄子やら寺島しのぶとか、最近の月九は年齢高め。時代だね。ラブストーリーよりも社会派ドラマだし。正義が見えない不安の時代、弱いとどんどん押し潰される世の中。正しい競争を導く人達の奮闘ドラマで少しはスカッとしたい。初回は豪華に山本耕史が悪役のホテルチェーンのオーナーを演じていた。本当は加害者なのに立場の弱い被害者になって、マスコミの前で話す悪徳オーナー。話された内容は吟味されることもなく拡散。本当のことは闇の中に葬られ、弱き者は一層窮地に。見ていると、現実とも重なる。良いドラマはちゃんとメッセージがある。そもそも、悪いことをするとバチが当たると言われて育ってきた。仏様がいつも見ているよ。いつか我が身に降りかかるぞって繰り返し言われて育ってきた。これを宗教的というならば、宗教は根深い。情けは人のためならず。本当にそう思うんだが。私は最近少数派らしい。