2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

吉田博展 生誕140年 山と水の風景  東郷青児損保ジャパン日本興亜美術館

吉田博の存在はNHKの「日曜美術館」で初めて知った。明治から昭和にかけての風景画家。日本国内より海外での評価が高く、版画はあのダイアナ妃の居室に掛けられていたという。平日にも関わらず、新宿高層ビル上層階の美術館は中高年で一杯だった。なんだ…

前野ウルド浩太郎 「バッタを倒しにアフリカへ」 光文社新書(2017)

表紙の人は著者だろう。緑の民族衣装にバッタの被りもの、手には虫取り網。バッタを愛して、バッタに食べられたいと願うバッタ博士のお話だ。アフリカで時折、大量発生して深刻な被害をもたらすサバクトビバッタ。その研究に、西アフリカモーリタニアに行っ…

テオ・ヤンセン展 三重県立美術館

オランダの彫刻家テオ・ヤンセンのストランド・ビーストを見に行った。彫刻家と言っても作品は帆をつけた船の骨格のようなもの。オランダ語でストランドは砂浜、ビーストは生命体。テオ・ヤンセンが作った造語で、砂浜の人工生物体という意味だ。黄色のプラ…

メアリと魔女の花(2017)

夏休みのシネコンは家族向けの映画で一杯だった。ジブリっぽいアニメが見たくてこれにした。スタジオポノックの長編第一作。監督は米林宏昌。声優陣は杉咲花に神木隆之介など有名俳優陣で一杯。期待どおり開始早々の火事のシーンは良かった。花の種を持って…

NHK大河ドラマ 「おんな城主直虎」 “嫌われ政次の一生”

久しぶりに大河で泣いてしまった。ラストがあんまりだった。柴咲コウと高橋一生にシビれた~。いやあ凄いのだ、凄いのだ。2017年度の大河は女性が主人公。女性版は総じて評判が悪い。その上、好評「真田丸」の後だから、どうしても見劣りする。そもそも歴史…

NHK ドラマ10 「ブランケットキャッツ」

重松清原作のネコにまつわる一話完結の連続ドラマ。この間の富田靖子の話が2週連続で最終回だった。西島秀俊に興味がないので、期待せずに見ていた。でも、最後にドーンときた。富田靖子は48歳の地味なバツ2の独身女性。暗くて寂しい人生を送ってきて、その…

テレビ朝日「黒革の手帖」

やっと武井咲がまともなドラマに出てくれた。松本清張原作の有名なドラマは、米倉良子を始め、多くの女優さんが演じている。貧しく育った美しい娘が詐欺を重ね銀座のクラブでのし上がっていく話だ。武井咲は、「大切なことはすべて君が教えてくれた」の時は…