「けもなれ」の脚本は話題の野木亜紀子さん。「アンナチュラル」の好印象を受けて「フェイクニュース」「けもなれ」と見た。「けもなれ」は「私は無理~」と友人は早々に脱落した。視聴率は低い。私は結構好きだ。新垣結衣と松田龍平、田中圭、黒木華、イマドキの人気者が勢揃い。ガッキーはもはや何を演じてもいい。石原さとみと同じ。ガッキーが見たいのだ。田中圭は優柔不断なだめ男がいい。黒木華は嫌な女がいい。ガッキー演じる新海晶は、周囲の人間に気を遣い、最善を尽くしているうちに、身動きできなくなってしまう人。「しょうがないよね」をいい続けて、オリを溜めていく。「獣」にはなれないとはそういうことらしい。黒木華演じるシュリは元彼のマンションに居座るニート。この手の手に負えない若者がここ最近のドラマにはよく登場する。弱いんだか強いんだかよく分からない人たち。面倒くさい若者たちが増えたのか、誰もが皆、昔は面倒くさい若者だったのか。誰にもわからない。ただそんな面倒くさい人になった方が今はいいような風潮かも。黙って我慢するのはよくないらしい。そういうのは自己満足なんだって。まあいいか。それぞれの物差しでいけばいい。獣になっても、ならなくても。それにしてもガッキーの上司の社長がいいなあ。キレ方が格好いい。髪の毛がないのもいい。ハゲでカッコイイ日本人男性ってそうそういないし。山内圭哉ラブ。