NHKよるドラ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」

ゾンビが流行っていて、NHKが「ゾンビ」をやるというので、最初は見なかった。偶然再放送を見たら面白くて見始めた。ゾンビを巡ってバタバタしているうちに、人生を見つめ直していくお話。原日出子のゾンビの演技がいい。夫の岩松了をテレビショッピング見て待っているうちにゾンビになっちゃった。スナックのママが葛城ユキボヘミアンだったのも感動。ちょっと頭の弱そうな土村芳ちゃんが相変わらずかわいい。ゾンビのせいで世紀末的な雰囲気のするドラマ。地方の寂れた街の雰囲気のせいか、ふしぎな「終わった感」がある。実際、賑わいを失くした地方の町には、東京などにはない「無音地帯」がある。人は死ぬとき、最後まで聴覚が残るとか聞いたことがある。世界が終わる時も、死ぬ直前に感じる「静けさ」と通じるものがあるのかも。前回は親友の旦那と不倫していた女が言った、「世界中を敵にまわしてもお前を守るじゃなくて、お前が私を世界中の敵にするなよ。」って。なかなかの名言だと思った。