日本TV「ファーストペンギン」

奈緒主演のドラマ。堤真一吹越満も出ている。初回はあんまり面白くなかったのだが、後半、奈緒がぶちぎれた場面の、そのぶちぎれ具合があんまり良いので、2回目も見た。奈緒は以前から気になっていたし。脇役の伊藤かずえが大きくなっていたり、梅沢富美男が強欲漁協のボスやってたり、農水省のキャリアが松本若菜だったり、なかなか隅っこまで行き渡っている感じが、日テレの期待を感じる。何より脚本は森下佳子だし。これは当たりかと思ってみているが、まだ本物のアタリは来ていない。それにしても、最近のドラマの主人公はシングルマザーが多すぎる。この話はモデルがいるらしく、その方がシングルマザーだったのだろう。実際、シングルマザーは激増しているのだろう。鳥類のように一夫一妻の夫婦関係は哺乳類ではなかなか難しいのか。知らんけど。コロナ禍が始まって以来、誰もがよく分からない世界へ押し出されてしまった。まさに私たちも、混沌の海に飛び込むペンギンかも。ドラマの舞台は山口県。亡き首相の地元、長州藩の土地、獺祭の故郷だ。それがドラマと絡むのかどうか。令和の渡る世間はジジィばかり?そんな世界が変わりゆくのを奈緒で見ていくとする。