フジTV「パリピ孔明」

向井理演じる諸葛孔明が現代に現れ、上白石萌歌演じる歌手の卵の軍師になるという話。全身豹柄男の森本未来がなぜか三国志オタクなライブハウス経営者で、孔明をあっさり受け入れる。そんなありえない状況に誰よりはまるディーン・フジオカは、お得意の中国語を生かして劉備を演じる。その他に菅原小春に、森崎ウィン、まさに百花繚乱なドラマである。萌歌ちゃんが歌う、原田真二の「タイムトラベル」がよかった。毎回彼女が歌う。透き通る声が泥沼に咲く蓮の花のようにありがたい。突拍子もないドラマだが面白い。歴史の片鱗がなんだか現代に通じているのが痛快なのかも。世の中の多くのことは、過去に何度もあったことだ。過去の事例に学ぶことはこの世を生きる大きな武器になる。受験の時に過去問を解くのと同じなのだ。あ~高校の先生がそれを教えてくれていたら、もっと真面目に歴史を勉強したのにと恨み言を並べても仕方ない。世の中はそんなに親切ではない。しかし、冷たい世の中は色々な学びの宝庫である。誰も気にしてくれてない世の中だからこその自由もある。逆境を逆手にとって勝利に導く。まさに歴史上の覇王の手法。やはり歴史をもっと学ばねばならない。