2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「佐伯祐三 自画像としての風景 」東京ステーションギャラリー

有働さんが高校の後輩だからか、音声ガイドしているらしい。東京駅丸の内北口のステーションギャラリーに初めて行ってきた。会場はやや狭いが、なかなか雰囲気のあるギャラリーである。佐伯祐三は昔から好きだった。子どもの頃、根津甚八が佐伯祐三を演じた…

NHKドラマ10「大奥」

何年か前に民放でやった同名のドラマも面白かった記憶かある。原作が良く出来ているのだろう。そんなドラマを今回はNHKがリメイク。脚本は森下佳子。そりゃ面白いだろう。時代劇はNHKにアドバンテージがあるのは当然だし。さて、お話は赤面疱瘡という疫病が…

フジTV「罠の戦争」

友達のすすめで見てみた。以前の草彅君の戦争シリーズはエグ過ぎて断念したことがある。今回もおっかなびっくりしながら見てみた。お話は優秀な政治家秘書が息子の事故をきっかけに復讐する話らしい。草彅君の顔演技が見事で思わず見入ってしまった。憎まれ…

高野秀行「語学の天才まで一億光年」集英社インターナショナル(2022)

前々から気になっていたので、お正月のお年玉として購入。思っていた以上に共感できてあっと言う間に読んでしまった。自分も語学習得が好きなので、作者が落ち込んだ時に新しい語学を始めてしまうくだりには強く共感した。そうなのだ。語学学習には何かから…

「星野道夫 悠久の時を旅する」東京都写真美術館

星野道夫さんの写真展を東京都写真美術館に見に行った。会期終了が近いからか館内は老若男女がひしめいて大変混んでいた。亡くなってだいぶ経つのに、今も人気は衰え知らず。何がそんなに人々を引き付けるのだろう。「旅をする木」を読んだのは、1996年頃だ…

「ケイコ 目を澄ませて」(2022)

岸井ゆきの主演。耳の聞こえないボクサーの話。体重を増やしてトレーニングをして、ほとんどセリフのない役を演じる岸井ゆきの。この役、菜々緒にオファーあっても、彼女はやらないだろうなと思った。それほど、この映画に出る女優さんには覚悟もいる。だが…

川上弘美「真鶴」文藝春秋(2006年)

単行本を買うことは滅多にないので、この本を買った時の記憶はしっかりとある。ただ内容は買った記憶ほど鮮明ではない。川上弘美らしい、ちょっと地面から浮いているような話だったという記憶があった。主人公は、夫が何年か前に失踪し、娘とおばあちゃんと…

NHK朝ドラ「舞いあがれ」

途中、脚本家が変わってがっかりしたが、元の桑原亮子さんに戻ったら、すっかり落ち着いた。しかし、話は新年始まって、お父さんの高橋克典が亡くなって深刻。奥さん役の永作博美の泣き笑いの名演が素晴らしくて、何回見ても涙が出た。このドラマはある意味…

アガサ・クリスティ 加島祥造訳「物言わぬ証人」ハヤカワミステリ文庫(昭和52年)

冬はミステリー。どこにも出かけず暖かい部屋で、あまり難解ではないアガサ・クリスティを読む。アガサ・クリスティは昔から好きで、この本も中学生のときに買ったものだ。あれから驚くほどの時間が過ぎた。そして、この年末年始もゆっくりミステリーと思っ…