テレビ朝日「おっさんずラブ」

評判のドラマが終わってしまった。さびしい。田中圭をめぐる男性たちのラブストーリー。予想を裏切る展開で毎回目が離せなかった。何が素晴らしいかと言えば、まず主役の田中圭。どこにでもいそうな30代のサラリーマンのお兄ちゃんでありながら、上司の部長…

タッタタ探検組合「隣のゾンビ」赤坂レッドシアター

タップを習っている友人に誘われて行ったので、タップのステージだと思っていた。だが開けて見れば、タップは幕間だけで、「墓場のゾンビ」がたくさん出てくるお芝居だった。赤坂見附からすぐの地下にある小さな劇場。演者の表情も、観客のためいきも全部筒…

NHK朝ドラ「カーネーション」アンコール

過去の朝ドラの再放送が4月から平日夕方に始まった。「カーネーション」は2011年後半大阪制作。私の大好きな朝ドラのひとつ。尾野真千子の出世作で当たり役。おそらくほぼ99%見たはず。あらためて見るとあらたな発見もあり「半分青い」より面白い。母親役の…

日本TV「正義のセ」

別に大した番組ではないのである。吉高百合子が新米女性検事で奮闘する話。ペアを組む中年男性事務官が安田顕。面倒くさい主人公の凛々子に手を焼きながらも暖かく見守る。ありそうな筋立てと設定。だが、なぜか気になって毎週見ているのは、吉高由里子のせ…

オペラ「魔笛」東大和市民会館ハミングホール

国立音大のお膝元のオペラとあって学生達も参加していて若々しくて楽しいオペラだった。演出太田麻衣子と台本大山大輔のセンスがいい。謎の黄色のボディスーツの男性が登場。背中にはHの文字。「叡智」らしい。小太りの男性3人の童子。コミカルな動きに金髪…

タクシー運転手 約束は海を越えて (2017 韓国)

韓国で大ヒット、1200万人を動員したという映画。光州事件のお話。ビンボーなタクシー運転手が高額のギャラに惹かれてドイツ人ジャーナリストを乗せてソウルから全羅南道の光州に行くという話。タクシー運転手を演じるのが韓国ナンバーワン俳優のソン・ガン…

フジTV「コンフィデンスマンJP

春ドラマで早々に始まったのがこれ。早くも3回目。長沢まさみ、小日向文世、東出昌大が出る詐欺師の話。脚本は古沢良太。明るくてスピード感があって「リーガルハイ」みたい。主演の長澤まさみが昔は嫌いだったが、大河ドラマ「真田丸」から好きになった。私…

丸谷才一「夜中の乾杯」文春文庫(1990年)

「まるやさいいち」の名前を知ったのは18歳のときだった。友達になった人が読書家で、好きな作家はと尋ねたら「まるやさいいち」だと言われたのが始まりだった。彼女の部屋は本が一杯並んでいた。ちょっと難しそうな本ばかりだったから、丸谷さんの本も私に…

スリービルボード Three Billboards Outside Ebbing, Missouri (2017)

とにかく話が面白い。先が読めない展開であれよあれよと引き込まれていく。気がついたら映画が終わっていた。うーん。唸ってしまう映画だ。アメリカ南部の田舎町。娘をレイプされて殺された母親ミルドレッドが、犯人が捕まらない状態に腹を立てて警察相手に…

NHK大河ドラマ「西郷どん」第12話「運の強き姫君」

林真理子に中園ミホは「下流の宴」のコンビ。「下流の宴」は意地悪で面白かったから、今回の大河もちょっと楽しみ。さてギョロ目の西郷さんを細目の鈴木亮平はどうなんだろうと思っていたが、ここまで鈴木亮平は魅力的で、人たらしな西郷さんを素敵に演じて…

三木清「人生論ノート」新潮文庫

人生も後半戦。下り坂に入り、三木清の「人生論ノート」を読んだ。昭和16(1941)年の本である。哲学者三木清が人生のいろいろなテーマについて語っている。難解さは少しあるが、短いので読めた。執筆時は治安維持法の時代。苦心して言葉を選んでいると後か…

テレビ東京「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」

テレビのドラマが好きだ。無音の日常に灯りがともるのだ。ドラマの世界がひろがって、いつのまにか登場人物がすぐそばにいて一緒に笑ったり泣いたりしている気になる。錯覚したいのだ。忘れたいのだ。あれやこれや。大好きなバイプレーヤーズに出演中だった…

グレイテスト・ショーマン The Greatest Showman (2017)

本当は「空海」のつもりだった。急に気が変わったので、席が大型スクリーンの前から2列目の端っこになった。仕方ない。世界は歪んでいる。お話はアメリカの有名な興行師PTバーナルの実話らしい。貧乏な男が裕福なお家の女の子と結婚して、サーカスを始めて…

日テレ「もみ消して冬 わが家の問題なかったことに」

これは文句なく楽しいドラマ。主演の山田涼介はエリート警察官。姉の波瑠は敏腕弁護士。兄の小澤征悦は天才外科医。父親の2代目中村梅雀は有名私立中学の学園長。毎度起こる不祥事を、末っ子山田涼介を中心にむりやりもみ消すという話。小澤征悦も波瑠も顔…

フジTV「海月姫」

フジテレビの評判の悪い月9だが、「海月姫」は結構好きだ。朝ドラ「べっぴんさん」の芳根京子は、「表参道高校合唱部」から好きだし。蔵之介役の瀬戸康史くんも「グレーテルのかまど」でお馴染み。瀬戸君の義理の弟、工藤阿須加はどうでもいいが、瀬戸君が…

オペラ「夕鶴」 新宿文化センター大ホール

2日間のオペラ公演の2日目を鑑賞。キャストは1日目と2日目で異なり、変わらないのは児童合唱だけ。「こどもの城児童合唱団」の歌声で幕が上がった。作曲は團伊玖磨、和物オペラでは有名な作品らしい。登場人物は4人。主役「つう」を演じるソプラノの伊藤…

TBS「99.9 刑事専門弁護士 seasonⅡ」

冬ドラマの中では視聴率が一番いいらしい。やっぱり面白いからね。前回よりも今回の方が面白いのは登場人物のキャラが安定してきたせいかな。木村文乃も初回は痛かったが、回を重ねるごとにおさまってきた。松潤の無駄な美形やら、ラーメンズの片桐君とも、…

希望のかなた Toivon tuolla puolen(2017)

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品。マキ・カウリスマキはお兄さんで、兄弟で映画監督らしい。映画は、シリア難民のカーリドが家族を失い、唯一生き残った妹と生き別れになって、ヘルシンキに辿りついたところから始まる。並行して、アル中気味の奥…

現代女流書100人展 セントラルミュージアム銀座

このたび結婚を延期された眞子様もご覧になったという書展を見に、異国情緒一杯の銀座に足を運ぶ。毎日書道会主催の書展なので、案内も「大字」「かな」「近代詩」などに分類されている。会場に入ると客もスタッフも、圧倒的に年配の女性が多い。日本の書道…

きゃめる 投げ銭ライブ 新宿ダブリナーズ

久しぶりに知り合いがご贔屓のアイリッシュバンドを聞きに新宿のアイリッシュパブへ行く。「きゃめる」は女の子4人のアイルランド伝統音楽を奏でるグループ。全員が東京芸大卒の才媛。見た目はほわ~んとしているのだが、演奏はキリリと男前。とりあえず「キ…

磯田光一「永井荷風」(講談社学術文庫)

古い書棚から引っ張り出してきた色の変わった文庫本。「永井荷風」の評伝だった。荷風の生涯を、荷風の作品と時代、暮らしを丁寧に拾い出し、緻密に分析した一冊。荷風は裕福な家の長男として生まれ不自由なく育ち、若い時分はアメリカとフランスに渡ってい…

平成30年大相撲初場所11日目 両国国技館

日本人と生まれたからには一度はお相撲をナマで見たいと思っていた。最近相撲に夢中な友人のおかげで、やっと相撲デビューがかなった。知らなかったが、国技館入口のもぎりの男性も館内で働く人もみんな親方衆だという。人気の振分親方、鳴門親方もいる。力…

TBS 「アンナチュラル」

石原さとみは凄いなあ。彼女が出ているドラマはなぜだか見てしまう。華があるというか、演技がうまいというか、役柄にスポッとはまってドラマを引っ張るというか。今回は解剖医。両親が練炭で無理心中し、彼女だけが生き残ったという設定だ。「99.9刑事専門…

Stronger (2017)

ガールフレンドが出場しているマラソンのゴール地点で、彼女を待っている間に爆破テロに巻き込まれ、両足を失ってしまった男性の話を元にした映画。両足の膝から下を突然失った青年ジェフ。絶望した家族は、職場の人が面会に来ると、『一生働けない息子はど…

NHKドラマ10「女子的生活」

面白い。最近はLGTBが話題にのぼることが本当に多い。このドラマでは志尊淳がトランスジェンダーの主人公ミキこと幹生を演じている。かわいいし、見事に今どきの女子になっている。女装している男性ではない、立ち居振る舞いが完全女子なのだ。女性の格好だ…

Battle of the sexes (2017)

映画「ララランド」のエマストーンが、テニスのキング夫人を演じている映画である。あの細くて華奢な彼女が、テニス界の女王を演じるために、数㎏分の筋肉をつけたとか。映画では、メイク、服装、すべてが1970年代。エマは見事にキング夫人だった。お話は有…

映画「三月のライオン」(前編・後編)(2017)

長いフライトに任せて、前編・後編を一気に見ることができた。お気に入りの神木隆之介君が主演。繊細だが、切れ味鋭い主人公桐山零を演じる。家族全員を交通事故で失った桐山零は父親の友人の棋士の元で育つ。養父には同じ年頃の姉と弟のふたりの子どもがい…

“Ode to My family”, さよならDolores, RIP.

クランベリーズのボーカル、ドロレス・オリオーダンが46歳という若さと突然この世を去った。クランベリーズと言えば90年代。今から思えば私の人生が大きくカーブを切っていた頃だった。クランベリーズを聞くとあの頃を自動的に思い出す。有名なDreamsやら、Z…

野村万作・萬斎 狂言のゆうべ 文京シビックセンター大ホール

文京区在住の萬斎さんが、最初の30分、演目の説明をしてくれる。相変わらずシュッとしたキツネ顔の萬斎さんも51歳。でも若々しい。15年ほど前は萬斎さんに夢中だったことを思い出した。出し物は3つ。小舞「景清」は萬斎さん。キレのいい華やかな舞。つ…

特別展 「運慶」 興福寺中金堂再建記念特別展 東京国立博物館平成館

東京国立博物館の「運慶」は予想通り混雑していた。博物館の奥にある平成館で開催中。「平成」も今年で29年。あと1年なのかと思うと感慨深い。どこの展覧会でもそうだが、入り口付近は混んでいる。まずは大日如来座像がお出迎え。運慶20歳の作品。奈良の円成…